近頃、階段を下りる時や長く歩いた後、正座から立ち上がる時に思わず膝をさすってしまうことはありませんか?「そのうち良くなるだろう」と様子を見ているうちに、膝の痛みが慢性化してしまうケースは少なくありません。
特に50代以降は、変形性膝関節症が発症しやすく、加齢とともに症状が進行します。しかし、早めに適切な対策を行うことで進行を抑えて、快適な生活を続けることは十分可能です。
この記事では、膝の痛みが起こる原因を「足関節」「股関節」「体幹」の3つの視点から解説します。そのうえで、整体ではどのような対応ができるのか、「全体を見る」「関節の動きを改善する」「体の使い方を変える」という3つのアプローチについて、わかりやすくお伝えします。

ひざの痛みは、なぜ起きる?
膝の痛みの原因は、膝関節へのストレスです。
ひざの関節は不安定
膝関節は、大腿骨(太ももの骨)の丸い末端が、脛骨(脛の骨)平らな面に乗っているだけの不安定な構造をしています。
つまり、関節以外の靭帯や半月板などの軟部組織に安定性を依存しています。
ひざの関節への衝撃
膝の関節へは、座位から起立時に体重の約2.5倍、歩行時で約4倍の荷重が集中すると言われています。膝は正座から立ち上がる時のように、大きく曲げ伸ばしをすることが可能なのですが、その運動性と引き換えに安定性を犠牲にしています。
つまり、多方向に動く股関節のように横方向や捻じるストレスに、不安定になりやすい膝では対応できず痛みが生じやすいです。(①② ブルーンストローム臨床運動学第6版参考)
ひざへストレスをかける正体は?
では、痛みの原因となる膝へストレスをかける正体とは何なのでしょうか?
それは、姿勢不良(骨の配列のずれ)です。
足関節、股関節、体幹の柔軟性や筋力が低下すると姿勢は崩れやすくなります。
私たちは、立つときや歩く時に重心が移動します。そして、体の中心から重心が外れた時に元の位置に戻そうと、唯一地面と接している足の裏(足首)が第1に働き、第2に股関節が働きバランスを保とうとします。
つまり、足関節と股関節のどちらの動きが悪くなったとしても、その間に挟まれた膝関節は、足・股関節を代償することでストレスを受けます。そして、体幹の位置によって、そのストレスはさらに増えるのです。 (ブルンストローム臨床運動学第6版参考)
| ①足関節からの影響 | 偏平足のように踵の骨が内側へ大きく傾くと、脛骨(すねの骨)と大腿骨(太ももの骨)との間に横方向や捻じれのズレが生じて膝への負担が増えます。O脚の原因にもなります。 |
| ②股関節からの影響 | 伸展という太ももを後ろへ動かす動作が小さくなってしまうと、膝関節の可動域も小さくなり、膝を曲げたままの歩き方になります。 |
| ③体幹からの影響 | 背中が丸まり踵に荷重しやすくなると、足首の動きが悪くなり膝が曲がった姿勢になり膝への負担が増えます。 |
(理学療法ジャーナル2025Vol.59参考)
膝が曲がったり捻じれたりして、上手に体を使えない状態では、日常での何気ない姿勢や歩き方でも、お尻や足の裏、お腹の筋力は落ちやすくなり、もともと不安定な膝へのストレスがより大きくなります。

ひざへのストレスを無くすにはどうすればいい?整体でできる3つのアプローチ
膝の痛みの原因が、膝関節へのストレスであり、その正体が足関節・股関節・体幹による姿勢のくずれ(骨の配列のズレ)だとわかれば、、、。
ではどうすればいいのかを、整体で出来ることを3つお伝えします。
全体をみる
膝の痛みの原因(膝へのストレス)が、足関節や股関節、体幹であると先に述べたように、下半身にも上半身にもあるということです。
つまり、膝だけではなく体全体をみる必要があります。そして、どこが最もストレスを加えているのかを見つけ出します。
関節の動きを改善する
痛みの原因となっている関節の可動域を向上させます。
特に足関節や股関節の可動域を向上させて動きを改善し、体幹の傾きを調整することで膝関節へのストレスを減らします。
体の使い方を変える
改善された足関節・股関節の動きを使ったエクササイズを行い、膝関節にストレスがかかりにくい体の使い方に変えていきます。
さらに体幹(背骨)の機能が向上するとより安定して体を使うことができるように変わります。
はちさん整体院でできる3つのアプローチ
膝の痛み(変形性膝関節症)に対して、当院においても「全体をみる」「関節の動きを改善する」「体の使い方を変える」を基本的な考え方として症状を改善していきます。
当院の特徴を3つお伝えします。
歩行・動作を分析
膝の痛みは、「歩くとき」「階段を下りるとき」など動きの中で生じることが多いです。
当院では、実際に歩いたり、特定の動作をしてもらい、どの関節の動きが問題なのか?膝にどのようにストレスがかかっているのか?を、動きを通して見つけ出します。
そして、施術後に再び歩行・動作を確認して患者さんにBefore/Afterを感じていただきます。

筋・筋膜をリリース
当院では、優しい力で筋・筋膜をリリースして、筋と筋膜・筋と筋の間の滑走性を良好にします。
それにより、痛みの原因となっている関節の動きを改善します。

体の重心をコントロールするエクササイズ
施術後に楽にはなるけど、すぐに元に戻ってしまう経験はありませんか?
それは、柔軟性や筋力は向上したけれど、体の使い方が変わっていないからです。
膝の痛みに対して、一般的には、大腿四頭筋という太ももの前側の筋力を鍛えることが推奨されていますが、
当院では、股関節 特に大殿筋というお尻の筋肉や足部(足の裏)と腹筋を上手に機能させることで、膝関節を安定させ、痛みを和らげることができると考えています。

動きをチェック→施術→エクササイズ→また動きをチェックする。
はちさん整体院では、この流れをコツコツと積み重ねることで膝関節のストレスを軽減し、症状改善を目指していきます。
患者さんからは、「痛みなく歩けるようになった」「大好きなウォーキングが出来るようになった」といった喜びの声を多くいただいています。
まとめ
膝の痛み(変形性膝関節症)に対して、整体で出来ることを3つお伝えしてきました。
- 歩行・動作分析によって、全体をみることで痛みの原因を見つけ出す。
- 筋・筋膜をリリースして、原因となっている関節の動きを改善する。
- 体の重心をコントロールするエクササイズで、体の使い方を変える。
長年かけて蓄積された膝へのストレスによる痛みに対して、
・注射を繰り返しても改善されない。
・頑張ってリハビリを続けたが改善されない。
・痛そうに足を引きずって歩いていないか気になる。
そのようなあなたの悩みに、整体で出来る3つのアプローチで、症状改善を目指しませんか?
そして、「痛みを気にせずに歩ける体」「自信を持って動ける体」に変えていきましょう。
その先には、「行きたい場所に行ける」「会いたい人に会える」といった楽しい明日がありますよ!
ご自身の症状への不安をお気軽にご相談ください。

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執筆者
筒井克彦 1974年生まれ 国家資格・柔道整復師
大東医学技術専門学校在学中より、東京都の整形外科・接骨院で勤務し、その後の7年間は分院長として接骨院で経験を積む。
令和元年10月より地元の四日市市で、はちさん接骨院を開業。その後、令和6年9月より慢性的な体の痛みや不調、特に膝の痛み・変形性膝関節症に特化した施術を行う、はちさん整体院に院名を変更。
”コミュニケーションを大切にし、膝の痛みに寄り添う施術で「ずっと自分の足で歩けるからだ」をみなさんと一緒に目指していきます。”
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